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LJL一部チームPENTAGRAMの在留カード取り上げとその処分について思うこと

背景

誰にでも分かるように噛み砕いたつもりですので、興味があれば是非読んで下さい。
LJLというのはRiot社が運営するLeague of LegendsというPCゲーム(以下、LoL)の日本における、Riot公式のプロリーグです。
そこに所属するPENTAGRAMというチーム(旧名Rampage、日本一、世界大会出場経験あり。)が、今回問題を起こして処分を受け、話題になりました。公式の声明は以下の通りです。
https://jp.lolesports.com/news/2018-penalty-announcement
今回はこれについて書いていこうと思います。 

在留カードの取り扱い

そもそも在留カードとは?

法務大臣が我が国に中長期間滞在できる在留資格及び在留期間をもって適法に在留する者であることを証明する「証明書」

www.immi-moj.go.jp

本来は在留カードはどう扱うべき?

雇用者側としては雇用の際に在留カードの確認を必ず行わなければなりません。
(場合によってはコピーを提出してもらうことも良しとされています。)
ただ、会社が在留者から取り上げる事は一切推奨されていません。

在留カードの携帯義務

むしろ、今回のような中長期在留者の場合は、入管法の第23条第2項にある通り、在留カードの携帯が義務とされています。
不携帯の際にもし警官等に提出を要求された場合、入管法の第75条の2にあるように、
1年以下の懲役または20万円以下の罰金が課されるものです。
つまり、極端な言い方をすれば、犯罪行為を強制しているようなものです。

他領域での扱い方

残念ながら、取り上げること自体は犯罪とはならないようです。
しかし、この行為は当然許されることではなく、外国人技能実習生の場合だと、
http://srk2002.com/trainee/1seido/2shishin.html
などに書いてあるように、「監理団体、実習実施機関において、技能実習生の旅券又は在留カードを預かっていた場合。」
は5年間の外国人技能実習生の受け入れの停止が課されています。(暴行や監禁に並ぶ、この枠組では一番重い処分です。)

今回の処分について

今回の処分の話に戻ります。
こういった事案が起こることを想定しておらず、ルールブックに於ける明記は足りていませんが、そこは致し方ないことだと思います。
再発を防ぐ意味でも、改めてこの辺のことについても記載をお願いしたいですね。
今回の処分について、大きく3点に分けて、自分の意見を書いていこうと思います。これはあくまで個人的な感想です。

①該当在留選手への直接的な処分

Dara選手(Burning Core所属): 口頭での警告
Tussle選手(USG所属): 口頭での警告

twitter等でどうこう言っている人が一番多かった部分だと思います。
仕方なかったとはいえ、犯罪行為を(少なくとも短期間)犯していたという事実を踏まえた上での名目上の処分だと思います。
妥当だと思いますね。こういったことが起きた際に大事なことはすぐに警察や入国管理局に相談することですね。

②チームオーナー、運営会社への直接的な処分

中村洋樹氏(y’s agency株式会社取締役): LJLおよびLJL CSへの出場停止(リーグ開催期間3ヶ月間)
藤田拓也氏(y’s agency株式会社従業員): LJLおよびLJL CSへの出場停止(リーグ開催期間3ヶ月間)

申し訳ないですが、公式発表の文面を見る限りでは、非常に処分として軽すぎると思います。
直接的に犯罪行為を強制しようとしている以上、1年またはそれ以上の期間LJLへの関与を拒否してもいいと思います。
次に述べる部分への処分が重いため、それを鑑みたのかもしれませんが、正しく処分されるべきなのはこの箇所でしょう。
それこそ、在留選手の受け入れを一定期間禁じるとかでも良かったのではないかと思います。

③チーム自体への直接的な処分

 PENTAGRAM(y’s agency株式会社): LJL 2018 春スプリットWeek 1から5での各マッチにおいて各1ゲーム没収

個人的には一番気になっている処分です。
各チームは1週ごとに1マッチ(3試合2本選手先取)を行います。そのうち1試合を、相手の勝ちとする、という処分です。
通常よければ3試合、悪くても2試合行うものを、PENTAGRAMの試合だけ最悪1試合で終了してしまうこともあるということです。
今シーズンからオフラインで開催されることも決定しており、興行にも影響が出るような処分だと考えています。
確かにチームが起こした問題であるとはいえ、所属している選手には罪は無いと思いますし、ここでやはり罰されるべきは運営会社、オーナー等なのではないでしょうか。
連帯責任とでも言いたいんですかね?
非常に残念な処分です。

個人的に気になるRiot JPの処分の仕方

これは理由が気になっているのですが、Riot JPはルール違反を起こした際に、罰金等は一切行わず、ゲームそのものを取り上げたり、試合そのものを不利にしようとすることが多いですね。
勝手なメンバー変更など、ゲーム内に関わるような不正はゲーム内で罰されるべきだと思いますが、盤外の不正行為は盤外で罰されるべきでは無いでしょうか。
罰金等では何か法律に触れたりするんでしょうかね?

終わりに

そもそもRiotが発表した内容が事実と異なる、といった主張もありましたが、今回の意見はRiot公式からの発表に基づくものであることをご理解下さい。
あと、全くの門外漢が2時間ぐらいで調べて書いたので間違っていたらご指摘下さい。
今週から始まるオフラインは楽しみなだけに悲しい出来事でした。以上です。